健康ファミリー

消毒しない傷の手当て洗浄して治す湿潤療法

傷の手当ては「傷を消毒し、乾かしてガーゼを当て、かさぶたを作って治す」方法が一般的でした。しかし今は人が持っている自然治癒力を利用して「乾燥させないよう潤いを保って治す」方法が一般的になってきています。

終末期医療の選択肢、いかに逝くべきか

延命治療を望むか、それとも自然に任せて逝くか―。 税理士の中川太一さん(仮名、64歳)は病床で悩んでいます。3年前に肺がんが発見され、化学治療も受けましたが、転移が進み、医師からいつ急変するか分からないと告げられ入院しました。それで「終末期医療」について医師や看護師らと話し合っています。

悲しき「父娘共依存」地域と親族で見守る

真っ白く透き通った神々しいお顔。死亡診断書は「肺両葉多発性腫瘍」とあります。大学教授だった田中一郎さん(仮名、78歳)。世の表舞台とは裏腹に家庭での生活は壮絶でした。そのお顔を娘さんが食い入るように見詰めておられます。

聞き慣れない頭頚部がん、近年増加、まず耳鼻科へ

「頭頚部がん」はあまり聞き慣れない「がん」ですが、頭蓋底から下、鎖骨より上の顔や首の領域に発生するがんのことです。五大がん(胃がん・大腸がん・肺がん・子宮がん・乳がん)の割合と比べると低いですが、年間1万5000人から2万人発生しており、近年増加しているがんです。

「小さな石」につまずいて 活況! 病床端会議

病院の入院患者がおられる部屋は、時に患者さんの呻き声は聞こえても、大概は静まり返っているものです。が、田舎の小さな病院では、ちょっと風景は変わります。とりわけ整形外科病棟の女性患者さんの大部屋ともなりますと、それはもう騒がしいといったら、まるで井戸端会議、いえ病床端会議―。

夏に多い脳梗塞、脱水と熱中症に要注意

毎年のように猛暑の夏がやって来ます。猛暑日とは35度以上、夜になっても25度から下がらない状態です。熱帯夜はもう当たり前。今年、日本気象協会は最高気温40度以上の日を「酷暑日」、最低気温30度以上の夜を「超熱帯夜」としました。今後も体温を上回るような過酷な暑さが当たり前のようにやって来るかもしれません。熱中症はもちろんのこと、脳梗塞はこんな酷暑が続く夏に一番起きやすいのです。 (看護師・岡本澄美子)

ペットボトル症候群、記載確認し、適切な水分補給を

今年も暑い夏が来ました。連日の高温の中、いかがお過ごしでしょうか? 熱中症対策に水分補給は欠かせませんが、〝ペットボトル症候群〟という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 最近出てきたように思いますが、1992年に聖マリアンナ医科大学の研究によって命名されています。

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