生まれ変わってもこの仕事をー大漁旗職人 駒井敦さん
大漁旗とは、漁船が帰ってくる時、浜で待っている人たちへ向けて、大漁に恵まれたことを知らせるため掲げられていた旗だ。色鮮やかな旗に力強く書かれた文字には勢いがあり、海を泳ぐ立派なマグロやタイといった魚が描き込まれることも多い。新しい船の進水式や成績優秀だった漁船を祝うためにも使われている。
だが、大漁旗を昔ながらの手染め作業で作る職人も少なくなった。ポリエステルの生地に機械でプリントしたものも増えている中、マグロ漁港で知られる静岡県焼津市の駒井敦さんは、そんな数少ない手染め技術を持つ大漁旗職人だ。
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