健康ライフ

難治性高い膵臓がん 初期症状なく気付いたら進行

 膵臓がんは、日本におけるがんの死亡原因の第4位で、5年生存率も8・9%と非常に低く、難治性の高いがんです。初期症状がほとんどないことに加え、膵臓は胃の裏側に位置し、臓器や血管に囲まれているため、早期発見が難しいことが特徴です。気が付いた時には進行していることが多く、手術できても再発や転移の可能性があります。根治につながる早期の膵臓がんを見つけることが何より重要です。

珍しくない「大腸憩室」 加齢や食物繊維不足が原因に

 大腸は消化管の最後に位置する約1・5㍍の長い管です。この大腸の壁の一部が外側に向かって風船のように飛び出したものを大腸憩室といいます。聞き慣れないかもしれませんが、決して珍しくなく、加齢とともに増加傾向にあります。大腸憩室があること自体が悪いわけではなく、ほとんどの場合、症状はありませんが、時として出血や炎症を来すことがあります。

暑い夏から脳を守ろう

 日本の夏は年々、猛暑化しており、今年も全国的に平年より厳しい暑さが予測されています。猛暑は体だけでなく脳にも深刻なダメージを与えます。集中して脳を使ったり、ストレスを感じたりするとなおさら脳は活発に働き、熱を持ちます。頭痛や頭がぼーっとするなどは脳がオーバーヒートする一歩手前の危険なサインです。これからの猛暑、脳のダメージを抑え、快適に夏を過ごせるよう「脳を守る対策」を心がけてください。

機能性ディスペプシア 異常ないのに続く胃もたれ

 「機能性ディスペプシア」はあまり聞き慣れない病名かもしれませんが、実は昔から存在しており、「慢性胃炎」「ストレス性胃炎」などと呼ばれてきました。検査しても異常が見つからないことから「気の持ちよう」等と誤解されることもありました。2013年から正式に保険診療で使える病名として、この名称で呼ばれるようになりました。近年は10人に1人が罹患しているといわれ、増加傾向にあり注目されている病気です。

5人に1人の新たな国民病 慢性腎臓病(CKD)

 慢性腎臓病(CKD)とは、腎機能の働きが徐々に低下していく状態で、腎機能を表す数値eGFR(推算糸球体濾過量)が60未満、蛋白尿が3カ月以上継続する状態のことです。腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、初期にはほとんど症状がありませんが、放置すると透析や心血管病のリスクが高まります。CKD患者は、最近の推計では2000万人(成人の5人に1人)と増加しており、新たな国民病と言われるほど多い疾患です。

骨折の連鎖「ドミノ骨折」 骨密度を高くし骨に刺激を

ドミノ骨折(骨折の連鎖)とは、一つの骨折をきっかけに次々とドミノ倒しのように骨折する状態のことで、その主な原因は骨粗しょう症です。骨粗しょう症は骨がもろくなり骨折しやすくなっている状態で、50代以上の女性に多く、寝たきりになることもあります。骨折を繰り返さないために、骨粗しょう症を防止し、転倒などによるさらなる骨折を防ぐことが重要です。

放置できない「沈黙の石」 胆石と胆のうがん

 「胆石」とは肝臓から分泌される胆汁が石のように固まったもので、肝臓、胆のう、胆管などに石ができる病気のことを指します。胆石がある位置によって、肝内結石、胆のう結石、胆管結石など呼び名が変わります。総人口の10%が胆石を有していると言われますが、その多くが無症状で、人間ドックや集団検診で指摘されることがあります。胆石が胆のうがんの危険因子である明確な証拠はありませんが、胆のうがんの患者さんは胆のう結石を有している率が高いという報告があり、注意が必要です。

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