天下統一を支えた男

「本能寺の変」から「中国大返し」へ

「天下布武」を目指す織田信長を最も苦しめた本願寺との石山合戦は1570年から実に11年かけて戦われた。信長を戦慄させた武田信玄の進軍も、本願寺の呼び掛けで北陸の門徒たちが上杉謙信を引き付けていたためであり、本願寺を中心に信長包囲網が築かれていた。信長の強運は、上洛を目指していた信玄が1573年に病死したことである。

≪6≫雲海に浮かぶ「天空の城」

 兵庫県朝来市和田山町竹田にある竹田城址は、晩秋から冬にかけての早朝、しばしば円山川の川霧によって雲海に浮かぶことから「天空の城」として知られている。

≪5≫市と慶、戦国の女性の生きざま

 3月29日の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第12話「小谷城の再会」で、木下藤吉郎(秀吉)と弟・小一郎(秀長)が信長に連れられ、小谷城の浅井長政に嫁いだ市を訪ねた。

≪4≫〝中村愛〟あふれる大河ドラマ館

 「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」が1月24日、名古屋市中村区にある中村公園・豊臣ミュージアム内にオープンした。記者が訪れたのは2月11日。9時半開館の20分前に着くと既に行列ができていて、入館が始まっていた。

≪3≫小一郎の助言を受け入れた信長

 大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第4話は「桶狭間!」で、織田信長が少数の兵で奇襲を仕掛け、今川義元の首を取った場面が描かれた。成功の秘訣は、義元の居場所を特定したこと、折からの豪雨で織田軍の接近が悟られなかったこと。

≪2≫雑用からやがて足軽、武将へ 一兵卒から成り上がった兄弟

豊臣秀長の居城郡山城を訪ねた夜は奈良県橿原市の八木町に泊まり、翌朝、近鉄特急で名古屋に向かった。近鉄名古屋線は大和と伊勢を結ぶ古代の街道に沿って走り、車外の風景からそれを偲ぶことができるので、好きな路線の一つ。途中、三重県津市にある津城は秀長の重臣・藤堂高虎の居城である。

≪1≫110万石の領主になった秀長と豊臣家を変えた「不幸」

 今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀吉を側で支え、後世「もしも彼が長生きしていれば、豊臣の天下は安泰だった」と言われた弟・豊臣秀長が主人公で、兄弟の立身出世から天下統一までが描かれる。晩年に従二位、大納言の官位を得て「大和大納言」と称された秀長が、紀伊国・和泉国・大和国110万石の領主となったのが奈良県大和郡山市の郡山城。ここで秀長は天正19(1591)年、52歳の若さで病死した。以後、秀吉の暴走をだれも止められなくなる。

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