健康ファミリー

心理士からのストレス解消策「逃げるが勝ち」もあり

頑張り屋さん、その頑張りをやめてみませんか。「逃げるが勝ち」もありますよ―。 高齢者施設の法人本部の相談室に介護主任を務める君子さん(38歳)が訪ねてこられました。相談室では悩み事を公認心理士がお聞きし、解決のお手伝いをしています。君子さんへのアドバイスは「逃げるが勝ち」。いったい何があったのでしょう。

「沈黙の臓器」 肝臓がん、早期発見で切らずに治す

肝臓は右上腹部に位置する体の中では最も大きな臓器です。肝臓がんの原因はB型、C型肝炎ウイルスの感染、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎など肝臓の慢性的な炎症や肝硬変などの要因で発症します。「沈黙の臓器」とも呼ばれ、初期にはほとんど症状がなく、定期検診や他の病気の検査で見つかるケースもよくあります。進行すると、腹部のしこり、圧迫感、痛みなどを伴います。肝臓がんも早期に発見することで、切らずに治療できることがあります。 (看護師・岡本澄美子)

意外と知らない熱中症、環境と水分補給で対策を

いよいよ暑い季節を迎えました。猛暑日が続く中、熱中症に気を付けないといけない季節になりますね。年々、地球温暖化や異常気象の影響により猛暑日が増加しており、以前よりも熱中症のリスクも危険性も高まっています。 厚生労働省が2月3日に公開した人口動態統計月報によれば、2022年6~9月の間に1387人の方が熱中症で命を落としています。

ホームレスの自立支援、「朋あり遠方より来たる」

す。ホームレスあり遠方より来たる、また苦しからずや、と。 私は東京都内にある「自立支援センター」の指導員です。路上生活者(ホームレス)が自立して生活できるよう支援しています。新人が来られると、まず生活歴をお聞きし、それを基に支援計画を立て、社会復帰できるようお手伝いします。その聞き取りシートから「遠方より来たる」をご紹介しましょう。

女性に多い変形性股関節症、痛みを感じたら早めの受診を

股関節は両足の付け根にある関節で、大腿骨骨頭と骨盤の寛骨臼から成る関節です。関節をつくっている骨の表面には軟骨があり、関節の動きを滑らかにしています。この軟骨が何らかの影響ですり減り、炎症を起こし、痛みや機能障害を来した状態が変形性股関節症です。女性に多く、近年の高齢化に伴い、増加傾向にあります。 (看護師・岡本澄美子)

認知症サポーター考 あなたを待つ「友」

「隣の家のお子さんが暴力を受けています。悲鳴が聞こえてきます」。そんな110番通報があったのは、夕刻のことです。「ご住所はどちらですか」「う~ん、どこでしたっけ? そうそう〇×町1丁目の、え~と」。どうも要領を得ません。「お名前は何とおっしゃいますか」「え~と、山田トシ子(仮名、82歳)って言うのですよ」 名前を聞き出した警察は、パトカーを派遣する前に地域の民生委員に連絡しました。実はトシ子さんからの110番通報はしばしばあります。警察官と民生委員が山田さんのお宅を伺い、話をお聞きし「お隣のお子さんは大丈夫ですよ」と安心してもらって引き揚げました。

食道がんの内視鏡治療、早期発見・治療が重要

食道がんは食道の粘膜から発生する扁平上皮がんと、バレット食道から発生する腺がんがあります。50歳代から増加し男性に多い傾向にあり、日本人は扁平上皮がんが多くを占めています。扁平上皮がんは多量の飲酒や喫煙習慣がリスクとなります。初期の食道がんは症状がほとんどありません。また食道は喉や胃、肺などに近く、リンパ管もあり、周囲へ広がりや転移を起こしやすいので、なるべく早期に発見し、早期治療に持っていくことが重要です。 (看護師・岡本澄美子)

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