独断と偏見『漫画・アニメ評』

【漫画 スラムダンク】才能の開花を見極める ①

バスケブームを巻き起こす 日本、中国(写真)、韓国などで今年に入ってあるスポーツ漫画を原作にしたアニメ映画作品が席巻しています。そのスポーツ漫画は「SLAM DUNK(スラムダンク)」(作・井上雅雄、全31巻、集英社)。1990年から96年まで週刊少年ジャンプで連載され、93年から96年3月までアニメ化されました。日本では空前のバスケットブームを巻き起こし、その波は韓国や中国などに広がりました。

【漫画・アオアシ】「個」か「組織」か ②

「組織」が「個」を生かす 日本サッカー界において大きな影響を与えたのはやはり、漫画やアニメにもなった「キャプテン翼」(作・高橋陽一)でしょう。世界のサッカーを愛する人々にとって、主人公の大空翼は、憧れの存在となりました。「ボールは友達」と仲間たちを集め、常にチーム(組織)のことを考える姿に「ひとりはみんなの為に、みんなはひとりの為に」を重ねた部分もあることでしょう。 この流れを受け継いでいる作品のひとつに漫画「アオアシ」(作・小林有吾、既刊32巻、小学館)があります。アニメ化もされました。田んぼアート(写真)の題材になるなど、人気の作品です。

【サッカー漫画・ブルーロック】「個」か「組織」か ①

今月から、日本の漫画やアニメ作品を筆者が独断と偏見で批評する本コーナーが隔週で始まります。 第1回と第2回は「個」か「組織」かをテーマに、サッカー漫画を取り上げます。サッカーに限らずチームスポーツにとって、常に議論の的となるふたつの考え方。第1回は「個」に主眼が置かれている漫画「ブルーロック」(原作・金城宗幸、 作画・ノ村優介、講談社)を取り上げます。

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