サンデー編集部

歌で地域を癒やす

 「今回の新型コロナウイルスで活動は少し鈍りましたが、落ち着いてきたら、また再開していきたいと思います」――こう語るのは、札幌市内を中心にボランティアで老人福祉施設などを訪問し、歌で癒やしを与える永野允津子さん(73)。

米国分断は対岸の火事ではない

 先回は、米国の人種間格差に家庭崩壊が影響しているとのお話しでした。 ---実は家庭崩壊が生み出す格差の問題は、人種間にとどまりません。白人社会の内部でも格差は広がっています。60年代の「モイニハン・レポート」では、黒人社会での婚外子やひとり親家庭の多さが貧困を生み出していると指摘されていました。しかし現在では、白人社会でも婚外子比率は29%に上り、父親不在の家庭で育つ子供も20%に達しています。これは60年代の黒人社会と同じレベルです。その結果、白人の中でも貧困や虐待のリスクに晒されて育つ子供が増えています。

エッセンシャルワークを豊かに

健康ライフ コロナ後の「新しい生活」とは?  今、コロナ後の「新しい生活」をめぐって百家争鳴しています。40代初めに独立、自宅と仲間で借りた川崎の仕事場を中心に活動してきた私は、メインのクライアントにテレビ会議を提案され、マンションを引き払う踏ん切りがつきました。

若者が輝ける社会目指して

 そう語る古屋星斗さんは、中学や高校を卒業して大学を経ず職に就いた若者を「早活人材」と呼び、彼らの未来の選択肢を広げる活動に勤(いそし)む。早活人材とは、「早く就活をして社会に出た」という事実に焦点を当てた造語。「非・大卒」などに代わる呼び方として公募で選んだこの言葉を、心底気に入っているのだという。現状では、能力があっても出世のスピードや給与、研修の有無などで差が生じがちなこうした人材にとって、行動の幅を広げ、可能性を引き出せる社会をつくることが、活動の狙いだ。

山は天と地の間の世界

「昔から、山ヤ(山で暮らす人や登山家など)はよく人々が生活する町を下界と呼んでいて、山はまさに天と地の間の世界と言えます」そう話すのは、山岳写真家の菊池哲男さんだ。

亀山城を買った大本 / 弾圧後も整備に尽力

京都府亀岡市も福知山市に劣らず光秀の善政を今に伝えています。天正10年6月2日(1582年6月21日)早朝の「本能寺の変」に光秀が出陣したのが亀山城(亀岡城とも)です。光秀の丹波統治の拠点だった亀山城は、江戸時代初頭に近世城郭として整備され、大正時代に教派神道の新宗教「大本」(大本教とも)が購入、神殿を築きました。ところが、日本史上最大級の宗教弾圧の「大本事件」で、政府により爆破・破却されます。戦後、城跡は再建され、大本の本部が置かれています。

人種間格差を解消する方法は?

米国で人種差別反対の動きが広がっていますね。---黒人男性が白人警官に窒息死させられたことをきっかけに全米規模の抗議デモが発生しました。世界に共感が広がる一方で、一部が暴徒化し、略奪行為も起こっています。トランプ政権打倒を狙う左翼過激派の「アンティファ」や、香港問題への批判をかわそうとする中国政府の関与を指摘する声もあり、運動の政治利用の動きについては注視する必要があるでしょう。

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