サンデー編集部

勝利呼ぶ「最強」の自覚

 「俺は最強だ」――。2008年北京、12年ロンドンパラリンピックで2連覇、テニスの四大大会(グランドスラ)でも男子世界歴代最多の優勝数を誇る、車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾選手(35)は、練習中でも、試合中でも、その言葉を常に自分に言い聞かせるようにしながらプレーをしている。

古い町並みのグルメタウン

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《22》 飛騨高山(上)  飛騨の高山といえば、高山祭、「飛騨の小京都」と呼ばれる古い町並み、歴史的には「飛騨の匠(たくみ)」などをまず、思い浮かべる。これらが、高山市の魅力の柱であることは間違いないけれど、初秋のJR高山駅に降り立ち、昼すぎの街の中を歩きながら、まず外国人観光客の多さに驚いた。外国人観光客が増えたのは、2009年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得したのがきっかけという。    次に幾つものラーメン店の前に行列ができているのを見て、高山が今やグルメタウンになっていることを知った。昔から飛騨牛が知られているが、それに高山ラーメンが加わった。高山ラーメンが有名になったのは、新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』(2016年)に登場したのが一つのきっかけとなった。    駅から古い商家や造り酒屋の並ぶ伝統的建造物保存地区へ続くメインストリートを行く途中、飛騨国分寺をまず訪ねた。国分寺が置かれていたことは、天平の昔から飛騨地方に高い文化があり、ここがその中心であったことを物語っている。    境内には本堂、三重塔のほか戦国期に建てられた鐘楼門が配置され静かな空間をつくっている。外国人観光客もちらほら見える。チリからブラジル人のガールフレンドと来たという男性は、「日本の古い町が好きでやって来た。とても美しい町でみんな親切」と言う。高山観光はユネスコ世界文化遺産の白川郷とセットのケースが多いが、白川郷も行くのかと聞くと、意外にも白川郷を知らなかった。    さて、昼飯はやはり高山ラーメン。インターネットで調べると、市内に幾つもある高山ラーメンの人気店の一つが、ちょうど国分寺の近くにあったので入ってみた。ヨーロッパかららしい旅行客の隣のカウンターに座って食べたが、鶏ガラをベースにした昔の支那そばを思い起こさせる。四方を山々に囲まれた地方都市でこういう懐かしい味に出合うのは不思議な感じがするが、この町の雰囲気にふさわしい味だとも思う。    古い町並みの残る上三之町を歩きだすと、そこでまた行列のできている店に出会った。飛騨牛にぎり寿ずし司の店で、若い人たちが列を成している。翌日、客のすいている時に買って食べたが、感動ものだった。表面を少しあぶったものを握り寿司にしたものだが、肉とは思えない柔らかさ。もし将来、マグロが漁獲禁止となり、トロが食べられなくなったようなとき、そのロスを埋められるのは飛騨牛の握りではないかと、真面目に考えたくらい。    日本にはブランド和牛が幾つもあるが、飛騨牛の特徴は、見た目にはピンクに近い色をしていること。霜降りの細かさからくるものらしい。そして牛肉らしい香りも強いような気がする。いずれにしても握り寿司は、飛騨牛の特徴を生かした料理といえる。    飛騨牛がその代表なのだろうが、高山では食べ物一つにしても、澄んだ空気と清らかな水を感じさせられる。 (「昇龍道」取材班)

パリパリチキンのカボチャソース

【下準備】  鶏もも肉は半分に切って厚みが均等になるように包丁で広げ、ク レイジーソルトで全体に下味をつけます。カボチャの皮をピーラー で剥いてワタを取り除き、玉ねぎはスライスにします。 【材 料】< 2 人分 調理時間:30 分> 鶏もも肉・・・・・・・・・1 枚 クレイジーソルト・・・・・適量 チャービル・・・・・・・適量 オリーブオイル・・・・大さじ1

秋茄子の一口ピザ

【材料】 <3~4人分 調理時間:15分> 茄子・・・・・・・・・・・2 本 アンチョビ・・・・・・・・適量 玉ねぎ・・・・・・・・・1/4 玉 冷凍コーン・・・・・・大さじ3 しめじ・・・・・・・・・・30g ピーマン・・・・・・・・・1 個

ボディービルに魅せられて

 「ボディービルの魅力は何といっても肉体美ですね。トレーニングによってつくられる極限の美しさはまさに神の領域です」――こう語るのは現在、ボディービルで体を鍛えている平岡亮誠さん(25)。今年7月に札幌で開かれたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の北海道男子ボディービル大会に出場。ピックアップ審査で壇上に上がり、自慢の体を披露した。

幻想的な曲で新境地を

 曲から舞台作品などに展開するケースは少なくないが、コンサートから曲が誕生するのは希(まれ)。今月の4日に発売されたばかりの金沢明子の最新曲『月観月(つきみづき)』(作詞=東逸平、作曲= nojo)は、そんな曲である。

下呂温泉

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《21》 林羅山が称えた「日本三名泉」  JR高山本線で岐阜駅から下呂温泉のある下呂駅へ向かった。濃尾平野を北上し、両側に山が迫ってくるあたりから、右手に飛騨川の清冽(せいれつ)な流れが線路に沿うように流れているのが目に入る。    清冽な川水が岩を洗い、両岸から岩が迫る約12Kmの「飛水峡」と呼ばれるあたりは、美しい峡谷美を見せている。こんな本格的峡谷美を車窓から楽しめる路線はざらにはない。翡翠(ひすい)色をした流れは青龍を連想させ、飛騨川こそまさに昇龍道ではないかと思わせる。    昼すぎに下呂駅を降り、温泉に入るには時間が早いので、温泉街から少し離れた高台にある「下呂温泉合掌村」を訪ねた。ここには国の重要有形民俗文化財に指定されている「旧大戸家住宅」をはじめ、白川郷などから移築した10棟の合掌造りの民家で集落が再現されている。  入るとすぐ、大きな合掌造りの家が「しらさぎ座」という芝居小屋になっていた。ここでは下呂温泉の芸妓(げいぎ)さんの舞も演じられる。このほか「円空館」では、江戸時代初期美濃国(現在の岐阜県羽島) に生まれ、全国各地を巡って12万体の神仏像を彫った遊行僧・円空の神仏像が展示されている。円空紹介のパネル展示やビデオもなかなかいい。    温泉街に戻ってから、まず向かったのは、飛騨川の河原にある「噴泉池」。江戸時代の儒学者林羅山が有馬・草津と並ぶ「天下の三名泉」として紹介した下呂温泉のシンボル的な露天風呂だ。川原に温泉が沸き出ているのを、薬師如来が一羽のシラサギに化身して知らせたという伝説が残っている。    この露天風呂は、脱衣所や仕切りもなく、男女混浴で無料で利用できるが、2010年から水着の着用が義務付けられている。地元の人らしい老年の夫婦がゆったりと温泉に浸かっていた。そこから10メートルほどの水際では釣り人が3人鮎釣りをしている。なんとものどかな光景だ。    記者もここで取材の汗を流したいところだったが水着は用意してなかったので、地元の人がよく利用する共同浴場「白鷺の湯」に。林羅山像のある白鷺橋から100メートルほどの所にある。建物の外観はロマネスク風の白い造りでレトロな雰囲気。入り口の横には、足湯「ビーナスの足湯」もある。    入湯料370円を払って浴室に入ると、大きな窓から飛騨川が見下ろせた。浴槽はヒノキ風呂である。下呂温泉を訪れる温泉客は内湯のあるホテルや旅館に泊まる。それが基本だが、地元の人たちに愛される共同浴場もなかなかいいものだ。    白鷺の湯の近くには、「鷺の足湯」「薬師の足湯」などもある、台湾から来たという浴衣姿の若い女性2人が足湯巡りを楽しんでいた。 (「昇龍道」取材班)

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