話したくなる 昔ばなし

第7回 月に帰らないかぐや姫

日本を代表する昔話の一つ「かぐや姫」のラストシーンといえば、月へと帰っていく場面が有名ですね。しかし今回紹介するのは、月へ帰らないかぐや姫の物語です。

刻舟求剣

「刻舟求剣」という四字熟語をご存じでしょうか。「時の移り変わりを理解せず、古いやり方に囚われる」という意味です。今回は、その由来となった古代中国の物語です。 (編集・石井孝秀)

マヨイガ

夏ということで、少し怪談めいた話をご紹介します。民俗学者・柳田国男が岩手県遠野地方の伝承や奇談をまとめた「遠野物語」(1910年)のエピソードです。 (編集・石井孝秀)

パンを踏んだ娘

今回は、アンデルセン童話「パンを踏んだ娘」をご紹介します。 (編集・石井孝秀) ある裕福な家庭に、インゲルという娘が奉公していました。容姿は美しいのですが、プライドが高く自分勝手な上、小さな虫をいじめて喜ぶような娘でした。ある日、家の主人が「たまには親御さんに顔を見せておいで」と、おみやげに大きな白パンを持たせてくれました。

ふるやのもり

「ふるやのもり」は、日本各地でさまざまな類話が残されている物語です。今でいう「すれちがいコント」の先駆けと言える話かもしれません。 ある古い家におばあさんが一人で住んでいました。そこへ泥棒がやって来て、おばあさんが寝たら金目のものを盗もうと屋根の上で待っていました。しかもちょうどその時、山に住むオオカミもこっそりと家のそばに近づき、おばあさんが寝たら食べてやろうと狙っていたのです。

年老いたライオンとキツネ

今回は、イソップ寓話をご紹介したいと思います。イソップの作品には力ある者の象徴として「ライオン」がよく登場しますが、この物語は年老いて弱ってしまったライオンが主人公です。 (石井孝秀) あるところに年老いて力の衰えたライオンが住んでいました。狩りをしても動物を捕まえることができなかったので、一計を案じて自分が病気だと動物たちの間に噂を流しました。

第1回 地獄に行った桃太郎

本連載では、家族や友人につい話したくなるような昔話を国内外問わず、解説を交えつつご紹介していこうと思います。さて、連載の第1回ということで、王道の「桃太郎」を選んでみました。ただし、これからご紹介するのは岩手県紫波郡に伝わる桃太郎。岡山のイメージが強い桃太郎ですが、実は桃太郎話は全国各地にあるのです。

人気の記事