話したくなる 昔ばなし

ふるやのもり

「ふるやのもり」は、日本各地でさまざまな類話が残されている物語です。今でいう「すれちがいコント」の先駆けと言える話かもしれません。 ある古い家におばあさんが一人で住んでいました。そこへ泥棒がやって来て、おばあさんが寝たら金目のものを盗もうと屋根の上で待っていました。しかもちょうどその時、山に住むオオカミもこっそりと家のそばに近づき、おばあさんが寝たら食べてやろうと狙っていたのです。

年老いたライオンとキツネ

今回は、イソップ寓話をご紹介したいと思います。イソップの作品には力ある者の象徴として「ライオン」がよく登場しますが、この物語は年老いて弱ってしまったライオンが主人公です。 (石井孝秀) あるところに年老いて力の衰えたライオンが住んでいました。狩りをしても動物を捕まえることができなかったので、一計を案じて自分が病気だと動物たちの間に噂を流しました。

第1回 地獄に行った桃太郎

本連載では、家族や友人につい話したくなるような昔話を国内外問わず、解説を交えつつご紹介していこうと思います。さて、連載の第1回ということで、王道の「桃太郎」を選んでみました。ただし、これからご紹介するのは岩手県紫波郡に伝わる桃太郎。岡山のイメージが強い桃太郎ですが、実は桃太郎話は全国各地にあるのです。

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