文化

≪11≫生涯唱え続けた「日課念仏」

晩年、家康は「南無阿弥陀仏」を唱えるだけでなく、その6文字を細長い紙に幾つも書き連ねるようになります。つまり「写経」で、その「日課念仏」が全国で数点残されていて、家康の信仰を伝えています。 日課念仏は徳川家の宗教である浄土宗の念仏行で、1日に唱える念仏の回数を定め、日々唱えることです。

バレーボール ①

漫画やアニメが生み出す〝技〟の再現 漫画やアニメ作品で登場する〝技〟が時に現実になることがあります。 例えば、バレーボールの「フェイクセット」。男子バレーボール日本代表が、来年開催のパリ五輪出場を決めた大会でスパイクを打つと見せかけて他の選手にトスをあげスパイクを打つという技で世界を沸かせました。

徳川慶喜に大政奉還を勧告ー幕末志士 小松 帯刀

慶応2(1866)年1月21日、坂本竜馬らの仲介により、薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の木戸孝允との間で薩長同盟が結ばれた。その同意文には竜馬の字で「小松帯刀、西郷隆盛、桂小五郎、さらに坂本竜馬らが同席して話し合った内容に、少しも相違ありません」とある。これは京都の小松邸で締結された。明治維新へと大きく進むことになった薩長同盟成立の立役者こそ小松帯刀(1835~70)だった。

世界文化遺産・嚴島神社の大鳥居

引き潮は迫力増 神を斎き祀る島・「嚴島」――。 JR広島駅から電車で30分、そこからフェリーに乗り換えて10分。潮風の香りが全身を吹き抜ける船のデッキからは、海上の赤い大鳥居が観光客を出迎える。この日、宮島行きの乗船客のうち半分以上が外国人観光客だった。

ブロードウェイ・ミュージカル「ロジャース/ハート」

日本におけるタップダンスの第一人者であり、オリジナルミュージカルの脚本や演出も手がけるオールラウンドプレーヤー、玉野和紀の上演中の作品は、ブロードウェイミュージカル「ロジャース/ハート」(上演台本・訳詞・演出・振付け=玉野和紀)。

ハツカネズミと小鳥とソーセージ

今回はちょっとマイナーなグリム童話を紹介します。相手へのリスペクトの大切さを痛感させられる物語です。 (編集・石井孝秀) あるところに、小鳥とハツカネズミとソーセージが仲良く暮らしていました。

北海道りんご果樹園の始祖ー土木建築事業家 水原 寅蔵

道都・札幌はかつて、リンゴの一大産地であった。大正期には札幌で生産されたリンゴは国内だけでなくシベリアや上海、シンガポールなど海外にまで輸出されていた。

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