"芸"は神なり、"術"は人なり

橘天敬(本名・中山義文、1906~1984)は主に昭和期に活躍した日本画家だ。京都に生まれ、1922年には上野美術学校専科(現、芸大の予備校)に入学。翌年9月には、校内で関東大震災に遭遇し、惨状を目の当たりにしたことで仏画を志した。50年5月には画号を橘天敬と改名し、以降は岩絵の具と金箔でダイナミックな障壁画(屏風絵)の連作に取り掛かるようになった。20代から晩年に至るまで世界中を飛び回り、作品の多くは広く海外に渡っている。日本の伝統を重んじながら、あくまで独創性とロマンを追求したその独特な画風は躍動感に満ちている。

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