カルチャー

第6回スポーツにおける家族のかたち ②

親子3世代の物語 野球をベースに実質3世代の物語を紡いでいるのが、野球漫画・アニメ作品の「MAJOR」(作・満田拓也、全78巻、小学館)です。現在「MAJOR 2nd」(作・満田拓也、既刊26巻、小学館)が連載・発刊中で、アニメ化もされています。 田中将大投手(写真)、前田健太投手など、現役・元プロ野球選手の中にも多くのファンを持つ作品でもあります。

「北の縄文世界と国宝」展 北海道博物館

縄文・美の造形と1万年の歩みを読み解く 狩猟や漁労、採集を成業としながら1万年以上にわたって定住生活が存続したとされる縄文時代。その時代の変遷や生活の在り方を示す北海道・北東北の縄文遺跡群が2021年7月27日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録されたことを記念して北海道博物館は7月22日から10月1日まで特別企画展「北の縄文世界と国宝」を開催している。開催日前日の21日、同館では報道陣向けに展示説明会を行い、開催の意義と見どころを説明した。

『エリザベート 1878』

舞台などでも人気の演目『エリザベート』で思い浮かぶのは、輝くように美しい皇妃の姿だ。19世紀末のオーストリアに実在したエリザベート皇妃は“シシィ”の愛称で親しまれ、「ヨーロッパ一美しい」と称えられる美貌を誇っていた。本作では1878年、40歳のエリザベートにスポットライトを当てる。史実ではこの年の出来事ではない後年の逸話やフィクションも交え、1年間の物語を描く。

マヨイガ

夏ということで、少し怪談めいた話をご紹介します。民俗学者・柳田国男が岩手県遠野地方の伝承や奇談をまとめた「遠野物語」(1910年)のエピソードです。 (編集・石井孝秀)

近代的社会事業確立に足跡ー民生委員の父 林 市蔵

淀屋橋の南詰、川のほとりで和服姿の座像が、人と車の行き交う通りを見詰めている。この記念像は第15代の大阪府知事で「民生委員の父」として知られる林市蔵である。林は大正7(1918)年、府知事時代に、社会の片隅で必死に生き抜こうとする人々を救済するため、全国初の方面委員制度を創設。これがやがて現在の民生委員制度に発展、全国的な社会救済制度にまで発展した。

《8》キリスト教を「禁教」にした理由

外国との交易に関心のある家康は当初、キリスト教の布教にも寛容でした。征夷大将軍になると、イエズス会などキリスト教勢力と和解し、秀吉が壊した外交関係を修復しようとします。 1609年、フィリピン総督ビベロがメキシコに戻る途中に難破し、上総に漂着したので、スペインとの通好を望む家康は帰国のために帆船を用意しました。ところが1588年、アルマダの海戦でスペインの無敵艦隊をイギリス・オランダ連合軍が撃破し、スペインの覇権が揺らぎ始めます。

世界遺産を造った築城の天才ー中城按司 護佐丸 盛春

琉球国時代、「按司」と呼ばれる、地域を治める首長が各所に存在した。中でも「按司の中の按司」と呼ばれ、ひときわ功績が称えられている人物がいる。その名は護佐丸盛春だ。 護佐丸は現在の恩納村にある山田グスク(城)按司の三男として生まれた。しかし護佐丸の先祖はもともと、北山の今帰仁グスク按司だったが、戦いに敗れたことで山田グスクに追いやられていたのだった。

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