サンデー編集部

ボディービルに魅せられて

 「ボディービルの魅力は何といっても肉体美ですね。トレーニングによってつくられる極限の美しさはまさに神の領域です」――こう語るのは現在、ボディービルで体を鍛えている平岡亮誠さん(25)。今年7月に札幌で開かれたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の北海道男子ボディービル大会に出場。ピックアップ審査で壇上に上がり、自慢の体を披露した。

幻想的な曲で新境地を

 曲から舞台作品などに展開するケースは少なくないが、コンサートから曲が誕生するのは希(まれ)。今月の4日に発売されたばかりの金沢明子の最新曲『月観月(つきみづき)』(作詞=東逸平、作曲= nojo)は、そんな曲である。

下呂温泉

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《21》 林羅山が称えた「日本三名泉」  JR高山本線で岐阜駅から下呂温泉のある下呂駅へ向かった。濃尾平野を北上し、両側に山が迫ってくるあたりから、右手に飛騨川の清冽(せいれつ)な流れが線路に沿うように流れているのが目に入る。    清冽な川水が岩を洗い、両岸から岩が迫る約12Kmの「飛水峡」と呼ばれるあたりは、美しい峡谷美を見せている。こんな本格的峡谷美を車窓から楽しめる路線はざらにはない。翡翠(ひすい)色をした流れは青龍を連想させ、飛騨川こそまさに昇龍道ではないかと思わせる。    昼すぎに下呂駅を降り、温泉に入るには時間が早いので、温泉街から少し離れた高台にある「下呂温泉合掌村」を訪ねた。ここには国の重要有形民俗文化財に指定されている「旧大戸家住宅」をはじめ、白川郷などから移築した10棟の合掌造りの民家で集落が再現されている。  入るとすぐ、大きな合掌造りの家が「しらさぎ座」という芝居小屋になっていた。ここでは下呂温泉の芸妓(げいぎ)さんの舞も演じられる。このほか「円空館」では、江戸時代初期美濃国(現在の岐阜県羽島) に生まれ、全国各地を巡って12万体の神仏像を彫った遊行僧・円空の神仏像が展示されている。円空紹介のパネル展示やビデオもなかなかいい。    温泉街に戻ってから、まず向かったのは、飛騨川の河原にある「噴泉池」。江戸時代の儒学者林羅山が有馬・草津と並ぶ「天下の三名泉」として紹介した下呂温泉のシンボル的な露天風呂だ。川原に温泉が沸き出ているのを、薬師如来が一羽のシラサギに化身して知らせたという伝説が残っている。    この露天風呂は、脱衣所や仕切りもなく、男女混浴で無料で利用できるが、2010年から水着の着用が義務付けられている。地元の人らしい老年の夫婦がゆったりと温泉に浸かっていた。そこから10メートルほどの水際では釣り人が3人鮎釣りをしている。なんとものどかな光景だ。    記者もここで取材の汗を流したいところだったが水着は用意してなかったので、地元の人がよく利用する共同浴場「白鷺の湯」に。林羅山像のある白鷺橋から100メートルほどの所にある。建物の外観はロマネスク風の白い造りでレトロな雰囲気。入り口の横には、足湯「ビーナスの足湯」もある。    入湯料370円を払って浴室に入ると、大きな窓から飛騨川が見下ろせた。浴槽はヒノキ風呂である。下呂温泉を訪れる温泉客は内湯のあるホテルや旅館に泊まる。それが基本だが、地元の人たちに愛される共同浴場もなかなかいいものだ。    白鷺の湯の近くには、「鷺の足湯」「薬師の足湯」などもある、台湾から来たという浴衣姿の若い女性2人が足湯巡りを楽しんでいた。 (「昇龍道」取材班)

気になる尿酸値

~プリン体減らし水2リットル摂取を~  叔父が92歳で亡くなりました。10年間ほど人工透析で通院し、最後の1年間は人工透析の設備がある老人施設に入り、ほとんど寝たきりながら、最後まで頭は明晰(めいせき)で、それなりに幸せな終末期だったようです。

音楽は奇跡を起こす

 台湾の台南に生まれ、現在岡山市で歯科医を本業とする三船文彰さんは「音楽には奇跡を起こす力がある」という信念を胸に、チェロ奏者としてあるいはプロデューサーとして音楽活動に情熱を注ぐ。

少子化時代で輝きを失う日本

令和時代の家族のかたち《6》 ー改めて日本が置かれている状況について教えていただけますか?  まず、世界に例のない深刻な状況であることは間違いありません。人口減少はもちろんですが、年齢構成のいびつさがもっと深刻です。子供が生まれないことで、国全体の未来の活力が大きく損なわれています。   ー具体的にイメージしたいのですが。  例えば、成長著しいインドネシア(2億6000万人)と比べてみましょう。同国の出生率は「2.34」で未来を担う子供たちがたくさん生まれ、育っています。2016年時点で国全体の平均年齢は28歳。30歳以下が人口の43%を占め、国民の半数近くが子供と若者です。翻ってわが国の平均年齢はほぼ50歳(49歳)。30歳以下の人口が3割を切る(27%)一方、65歳以上の高齢者は28 %を超え、間もなく3割に達します。どちらの国に勢いがあるかは一目瞭然でしょう。 ー確かに。働き手の数自体、全然、違ってきますね。  はい。いわゆる「生産年齢人口(15~64歳)」ですが、インドネシアでは、毎年ここに400万人の若者が加わります。日本の約4倍です。もちろん、失業率も高めですが、新しいエネルギーが絶えず供給されるという意味で非常に魅力的です。逆に、日本は労働市場から出ていく人数すら補えていません。その結果、生産年齢人口が急速に減少し始めており、2065年にはピーク時の約半分になると予測されています。また、生産年齢人口が減るということは、単に働き手が減るだけではありません。 ーどういうことですか?  働き盛りの年代は、消費の中心でもあります。つまり、モノを買ってくれる消費者も減ってしまうのです。これは、企業にとっては苦しいですね。   ー確かに、いろんな市場が縮小し始めているとも聞きます。  例えば、アパレル業界はピーク時の2/3に縮小しており、大学は学生の確保に苦しんでいます。五輪前で過熱気味の首都圏のマンション市場も、やがて買い手がつかなくなるでしょう。家を購入する平均年齢は分譲の戸建て住宅で39.4歳、マンションは43.3歳。つまり、35~44歳が住宅市場の中心なのですが、その年代の人口も2015年の1800万人から、2040年には1200万人まで減少する見込みです。   ー外国人を招き入れることについてはどうですか?  「どうせ迎えるなら、優秀な人材を」と思うかもしれませんが、実際に高度なスキルを持った若者が日本に来たがるかというと、これも疑問です。市場が小さくなる日本は、チャンスを求める若者にとっても魅力が薄いからです。ちなみに世界の高度人材(大卒以上)に、「働きたい国」を選んでもらったところ、日本は63カ国・都市のうち51位に沈みました。深刻なのはアジアでも11番目という数字。インドネシア(18位)、タイ(24位)、フィリピン(30位)などよりも遥はるかに魅力がないのです。逆に、日本人でも起業家精神にあふれた若者は、日本以外の活力ある国で働きたいと思うでしょう。このままでは、ますます日本は高齢者だけの、未来のない国になってしまいます。

かぼちゃのお月見団子

【下準備】 かぼちゃの皮、種を取り、小さく切ります。市販のこしあんに練り黒胡麻を混ぜ合わせます。 【材 料】 < 4~5人分 調理時間:40 分> 白玉粉・・・・・・・・・・100g かぼちゃ(皮、種なし)・・・80g 砂糖・・・・・・・・・小さじ1 ぬるま湯・・・・・・・・・適量 <黒ごまこしあん> こしあん・・・・・・・・・100g

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