サンデー編集部

妻は元気で留守がいい

女からの自立で男は伸びる  米の収穫が終わると、麦まきの季節。私の農事組合法人では11月3 日にまき始め、20日すぎに終わりました。天候によっては年末までかかり、1月に持ち越した年もあります。裸麦や大麦を作ったこともありますが、今はうどん用の小麦だけで約18ヘクタール。ブランド化を進めている県や農協から、酒米の増産も要請されています。20年前、先祖伝来の田んぼを守るために集団営農に参加した私も、本業

「本」でご論を深める

「特に若い人には本をたくさん読んでもらいたい」  こう語るのは、北海道教育大学札幌校学校臨床教授の横藤雅人氏(64)。スマホやパソコンの普及で活字離れが進んでいるといわれる中、教師を志す学生に良きアドバイスを送るという意味で大学では定期的にブックトークを開催している。

白菜のピリ辛重ね蒸し

【材 料】 < 3 ~ 4 人分 調理時間:30 分> 白菜・・・・・・・1 / 4 個 小麦粉・・・・・・大さじ2 だし汁・・・・・・・・・300cc 醤油・・・・・・・・・・50cc みりん・・・・・・・・・50cc 豆板醤・・・・・・小さじ1

母を師と慕い絵の道へ

「スピリチュアル・アート」と呼ばれる抽象画の上に龍や仏絵を描いた画家の母(龍敬子)に師事し、絵の道へ進んだ龍惠理子さん。親子画家の作風は似ることが多い中、龍母娘の作風は一目見ても異なる。絵から発せられる波動を意識した力強い絵を描いた母・敬子さんとは違い、惠理子さんの作品は、「癒し」をテーマに母子や天使、観音などを描く、線を彫り込んだ独特の技法と温かみある色遣いが特徴だ。

牡蠣とほうれん草のクリームシチュー

【下準備】 牡蠣は軽く流水します。ほうれん草はよく水洗いして3cm の長さに切ります。玉ねぎ、生姜は千切りにします。 【材 料】 < 3 ~ 4 人分 調理時間:40 分> 生牡蠣・・・・・・・・200g ほうれん草・・・・・・1 束 玉ねぎ・・・・・・・・1 個

サルコペニアの予防

きちんとした栄養と運動を  サルコペニアとは主に加齢により全身の筋肉量と筋力が低下した状態です。「サルコ」とはギリシャ語で筋肉、ぺニアとは喪失を意味し、これを合わせた言葉です。「以前より転びやすくなった」「重い物を持ち上げられなくなった」「階段が上がれない」などの症状があれば、サルコペニアの疑いがあるかもしれません。要介護にならないために今から気を付けましょう。 (看護師・岡本澄美子)

人気の「時雨亭」で味わう抹茶

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《32》 兼六園  金沢市の兼六園(国特別名勝)で、外国人の入園者数が昨年、初めて40万人を超えた。その勢いは今年も続いている。園内を散策すると、中国人やベトナム人らしい一行をよく見掛ける。同様に欧米のカップルや家族連れも散策を楽しんでいる。    霞ヶ池に架かる撮影スポットの徽軫(ことじ)灯籠前の石橋は人が多くてなかなか進まないこともしばしばだ。来園者は銘木の松に施された名物の雪吊りを背景に、撮影に余念がない。    外国人旅行者向けの口コミサイト「トリップアドバイザー2019」では、兼六園が姫路城や金閣寺に続き、人気スポットの11位にランクされている。寄せられたコメントには「松ってこんなにきれいなんだと初めて知りました」「日本的な庭園で庭師が丁寧に手入れしているので、とてもきれいです」など、来園者の心を魅了していることが分かる。    その兼六園で、人気を集めるスポットに「時雨亭」がある。園内3カ所ある茶室の一つで、真弓坂口から入って緩やかな坂を上り5分ほどだ。木造平屋建てでこけら葺きの屋根は、周囲の木立に溶け込んで情緒がある。加賀藩5代藩主・前田綱紀(まえだつなのり)が兼六園を作庭した頃からあった別荘で、主に茶の湯に利用されていたとの記録が残る。平成12年(2000年)に復元された。    一服の風情を味わおうと、玄関を入り、「おしながき」にある上生菓子付きの抹茶セットを注文した。受付で730円を払って畳敷きの座敷に入り、設けられた茶席に正座した。ちなみに和菓子付きの煎茶だと310円になっている。記者が訪れたのは休日の午前中で、総勢20人が席に着いた。    和服姿の女性が出て、時雨亭の歴史や建物の特長、見るべきポイントなどを教えてくれた。それが終わると、「冬ごもり」が運ばれてきた。時雨亭オリジナルの銘菓で、枯れ葉色を模した練餡(ねりあん)は控えめな甘さで味わい深い。隣席の熟年夫婦から「上品な味ね」とのささやきが聞こえた。  茶碗(ちゃわん)は地元の大樋焼と九谷焼で、記者には釉薬(ゆうやく)のかかった素朴な大樋焼の碗が持ち込まれた。ここでは作法に囚(とら)われることなく、各自自由に味わう。口に含むと苦味が強かったが、生菓子とよく合っていた。    お茶をいただいた後、座敷から土縁に出てこぢんまりとした庭を鑑賞した。長谷池のそばのドウダンツツジが真っ赤に紅葉し、ひときわ鮮やかだ。庭石の上に珍しいものが置かれていた。子供の頭ほどの石で、細縄が十文字にかけてある。茶室に欠かせない「関守石」だ。そこから先には入れないことを表している。伝統文化の深遠さに触れたように感じた。玄関を出ると、次席を待ってもう十数人が並んでいた。 (「昇龍道」取材班)

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