人と歴史

札幌市白石区発展の立役者ー商店街誕生の功労者 長浜 万蔵

札幌市の副都心の一つとされる白石区。ここは明治初期、白石村といわれていた。白石村が札幌市編入されたのが昭和25(1950)年。当時の白石村の人口は2万人程度、明治の入植から80年ほどが経ったとはいえ白石はまだ、見渡す限り畑と牧草地であった。

海外油田を開発、人材育成もーアラビア石油社長 山下 太郎

戦後、サウジアラビア、クウェート両国から奇跡的に石油採掘の利権を獲得し、世界第一級のカフジ油田を掘り当てて「アラビア太郎、100万ドルの笑顔」と世界中に名前が知られた山下太郎。経済の血液である石油を自前で確保し、日本を世界のトップに押し上げる礎を築いた。

怪鳥ロックの巣?ー天文学者 パーシバル・ローエル

「旧約聖書の創世記に出てくるノアの大洪水以前に在った掘っ立て小屋の骨組みを、これも有史以前の伝説による怪鳥ロックが見つけて、巣を選んだ場所とでも形容できようか」

怪童を支えた「何苦楚」ープロ野球解説者 中西 太

西鉄ライオンズ(今の西武ライオンズ)の黄金期を支えた中西太氏が今年5月11日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。90歳。香川県高松市の生まれ。現役時代は「怪童」と称された右の強打者で、本塁打王5回、首位打者2回、打点王3回を獲得。西鉄、日本ハム、阪神で監督を歴任するなど8球団で指導者を歴任し、若松勉、掛布雅之、岡田彰布、イチローなどを育てたことで知られる。

クラーク博士の愛弟子ー言語学者 大島 正健

今は“Boys be ambitious”というフレーズは札幌農学校のクラーク博士が放った名言だと知られている。しかし、この言葉を世に知らしめたのは札幌農学校1期生の大島正健だった。

生誕地東かがわは手袋のまちーブギの女王 笠置シヅ子

NHKの朝ドラ「ブギウギ」主人公のモデル・笠置シヅ子の生まれは香川県東かがわ市引田町相生で、記者の住むさぬき市の東隣、徳島県鳴門市との県境にある。JR引田駅には彼女の大きな看板が掲げられていた。

法難に遭うも弟子・親鸞が継ぐー浄土宗開祖 法然

浄土宗の葬儀・法事の際、僧侶と参列者が一緒に「十念」を唱える。十念とは「南無阿弥陀仏」と10回唱える作法のこと。 浄土宗は平安時代末期の僧、法然が開創。

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