令和時代の日本のかたち

新型コロナで加速する「非婚·晩婚化」

先回は、新型コロナで少子化が加速するとの話でした。---はい。実際に2020年は、妊婦の重症化リスクや医療体制への不安から「産み控え」が起き、妊娠届け出件数が落ち込みました。もちろんこうした一時的な産み控えは、新型コロナが収束すれば解消するかもしれません。しかし、問題はこれだけではないのです。

新型コロナがもたらす悪影響

新型コロナの感染拡大が止まりません。 ---地域限定ですが、改めて緊急事態宣言が発令されました。再び「不要不急の外出自粛」が要請されたわけですが、このことが家族や子供たちに与える影響が懸念されます。

別姓推進派が持つ価値観とは

先回まで「選択的夫婦別姓」の報道が、推進派に偏向しているというお話しでした。---はい。実は夫婦別姓については、最高裁大法廷で改めて審理することが決定しています。その判決に影響を与えるため、推進派の動きはさらに活発化するでしょう。

「別姓」推進派の無理ある主張

今週も選択的夫婦別姓について考えたいと思います。---先回、推進派による調査の「賛成7割」という表現に注意が必要だということを説明しました。実は、この調査には他にも気になることがありました。それは「別姓が選べないために結婚を諦めたことや、事実婚にしたことがあるか」という問いが含まれていたことです。推進派はかねて「一人っ子で姓が途絶えるのを心配して結婚できない人がいる」ことを別姓導入の根拠として主張していました。恐らくはそれを証明したかったのでしょう。

夫婦別姓「賛成7割」への疑問

最近、選択的夫婦別姓についての議論が活発化していますね。---今年は第5次男女共同参画基本計画が策定される年に当たり、12月中旬には閣議決定がなされる予定です。その計画の中身をめぐって推進派、慎重派のせめぎ合いが続いているのです。

「LGBT」に関する公平な議論を

性的少数者に関する発言でバッシングが相次いでいますね。---謝罪に追い込まれた足立区議に続いて、埼玉県春日部市の井上英治市議が「市内にLGBT差別は存在しない」と議会で発言して問題視されています。これはパートナーシップ制度導入を求めた請願に対して、市の窓口に「LGBT」関連の相談が一件もないという事実を踏まえてなされた発言です。当事者を中傷するような内容ではなく、一方的に非難される状況に違和感を覚える人も少なくありません。

米国の分断と家庭崩壊

今回の大統領選挙では米国の分断状況があらわになりました。---そうですね。トランプ政権の4年間を振り返っても、選挙で正当に選ばれた大統領を国民の約半数が毛嫌いし続け、主流メディアの多くもネガティブ・キャンペーンを繰り返していました。仮にバイデン氏の勝利が確定しても、トランプ支持者が受け入れるのは簡単ではないでしょう。

人気の記事