サンデー編集部

カボチャのカレーグラタン

【材 料】 < 2 ~ 3 人分 調理時間:30 分> 鶏もも肉・・・・・・・・・200g カボチャ・・・・・・・1/4個 ミニトマト・・・・・・・8 個 玉ねぎ・・・・・・・・1/2 個 オリーブオイル・・・大さじ1 アンチョビ・・・・・小さじ1/2

紅葉とエメラルドの湖

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《26》 立山黒部アルペンルート  紅葉真っ盛りの立山黒部アルペンルートに上った。10月中旬だった。当日は雲一つない晴天で、美女平駅(標高980㍍)から室堂(標高2450㍍)を結ぶ高原バスに揺られながら車窓を見ていると、運転手が「少しは雲が出ていないと絵(写真)になりませんね。2日前はガスがかかって、何も見えませんでした」と満員の乗客を笑わせた。山の天候は日によって、また時間によっても変わりやすいが、この日は終日、天候は安定していた。    同ルートは、標高3千メートル級の山々が連なる北アルプスを貫く世界でも有数の山岳観光ルートで、富山県立山町の「立山駅」から長野県大町市の「扇沢駅」まで総延長37・2Km、最高地点2450メートルをケーブルカーとロープウエー、トロリーバスを乗り継いで巡る。気軽に雄大な自然や絶景が楽しめるとあって、国の内外から年間100万人余りの観光客が押し寄せる人気の山岳観光ルートだ。当日は晴天を狙ったかのように大挙して人が詰め掛け、立山駅は都会の朝並みのラッシュで、臨時便が出るほど盛況だった。    高原バスは美女平から室堂まで、標高差1500メートルを50分ほどかけてウネウネと上がっていく。途中、天狗平(2300メートル)から、富山平野と富山湾、さらに能登半島が微(かす)かに遠望でき、心が躍った。西の空には加賀の白山も望むことができ、何か得をしたような思いになった。    終点の室堂に着くと、剣岳や立山が青空を背景にそびえ立ち、手が届きそうなほどはっきりとその雄姿を見せていた。山肌は黄銅色に紅葉しているが、ガイド曰いわく「今年は10月になっても暑さが続いたため紅葉は、いまひとつです」と。毎年見ていればそうかもしれないが、初見者にはすべてが絶景に映 る。  室堂近くでヘリコプターが止まっていた。山小屋に食料品や機材を運んでいるという。かつては人が背負って山小屋まで運んでいた。付近は春先の同ルート開通直後には、高さ10メートルを超える雪の壁「雪の大谷」が連なるが、今は全く消えている。    室堂から立山山頂の真下を潜ぐり抜け、同ルート最大の見どころの大観峰に出た。身の竦(すく)むほどの断崖絶壁にあり、遥か下方にエメラルド色に輝く黒部湖が見える。その背後には後立山連峰が迫っている。    ここから黒部平まで、ロープウエーで7分ほどかけて500メートルを一気に降りる。途中、景観保護のため支柱が一本も無いので、何も視界を遮らない。足元に紅葉の斜面が広がり、黒部平に降り立つと乗客は一斉にシャッターを切っていた。振り向けば大観峰が小さく見える。    さらに、ケーブルカーで黒部湖へ降りる。日本で唯一、全線地下式なので、まるで洞穴に落ちていきそうだ。黒部ダムはアーチ型の堰堤(えんてい)が高さ186メートルと日本一を誇り、長さは492メートルもある。ゆっくり歩くと15分ほどかかり、改めて黒部ダムの大きさを体感する。観光放水を間近に見る観覧ステージに立つと、毎秒10トン以上の水が霧状に吹き出し、迫力満点だ。同ルートの紅葉は、美女平付近だと11月中旬まで楽しめる。 「昇龍道」取材班

秋に思う人生の意味

今を喜びで満たす  秋のお彼岸に合わせるかのようにヒガンバナが咲きました。人生の季節も秋を迎えると、生きていくことの意味をしみじみ考えさせられます。志望の大学に入ったものの、理想を追い過ぎて中退し、父を病気で失ったばかりの母をさらに悲しませました。

塩硝、養蚕、和紙が生活の糧

観光立国への新ルート 昇龍道を行く《25》 五箇山  岐阜県白川郷と並び、世界遺産の合掌造り集落・富山県五箇山を訪ねた。菅沼と相倉(あいのくら)の二つの集落から成り、知名度は白川郷ほどではないが、観光地化されていないのが魅力。周囲を険しい山々に囲まれ、秘境という言葉がしっくりくる。藩政時代の生活の糧は養蚕、塩硝(えんしょう)、和紙漉(す)きで、それぞれの施設を見学できる。    まず、菅沼集落を散策した。庄川の谷あいに舌のようにせり出した河岸段丘にあり、背後の急斜面はブナやトチ、ミズナラの雪持林(ゆきもつりん)になっている。集落を雪崩から守る林で、古くから伐採が厳しく禁じられてきた。ここに9軒の合掌造り家屋が残っている。    「塩硝の館」と「五箇山民俗館」を訪ねると、両施設とも合掌造り家屋を公開して展示している。塩硝は火薬の原料で、加賀藩前田家が流刑地だったこの地で密造してきた。薄暗い表戸を入りスリッパに履き替えて、道具や材料を展示している部屋を順に見て回った。材料は麻畑の水気のない土に蚕の糞、たばこがらなどを仕込んで土作りし、4年間寝かせる。できた塩硝は木箱に入れて人足が背負い、険しい尾根を幾重も越えて金沢まで運んだ。その様子がジオラマで再現され、道程の厳しさがよく分かる。    一方、民俗館では生活用具約200点を収集・展示している。使い古された竹細工などを見ると、雪深い山村の暮らしにいにしえの知恵と技術が息づいていたことが連想される。その中に、祭りで使う楽器のササラが置いてあった。両手にとって“シャッシャッ”と鳴らしていると、若いカップルが入ってきた。男性がやりたそうだったので手渡すと、童心に帰ったように鳴らしてご満悦だった。上海から来たという。    奥座敷には祭礼に使う輪島塗の朱塗りのご膳が並んでいた。受付の年配の女性に聞くと、年に1度、秋の報恩講で今も使っているという。ご膳は能登半島の先端・輪島から120㌔余りも離れたこんな僻地まで運ばれていた。その販売網の広さに驚かされる。彼らは定期的にやって来て傷んだ箇所を修理していった。今見ても新品のようにきれいだった。    続いて国道156号を富山方面に15分ほどバスに揺られ、相倉集落に向かった。こちらは山の中腹に20軒が散在している。民宿「勇介」に入った。今も1組限定で民宿を続けているとのこと。2階と3階には養蚕業を営んでいた往時を再現し、蚕の育つ様子や糸引きなどの工程を模型で分かりやすく解説している。    囲炉裏の傍に展示された1枚の写真が目に留まった。天皇陛下が皇太子の頃訪問された折の写真で、珍しい浴衣姿で学友とくつろがれている。女将さんによると、この時は村長宅に宿泊され、夕方学友と一緒に足を運ばれ談笑されたという。  近くには「五箇山和紙漉き体験館」もあり、A3サイズの和紙やハガキを漉くことができる。五箇山集落へは北陸新幹線の新高岡駅から世界遺産バスが1日5往復運行しており、利用しやすい。 (「昇龍道」取材班)

森林とエゾシカの共生

「北海道ではエゾシカが増え続け、森林や農作物に大きな被害を出しています。森の大切さ、エゾシカの有効活用について考えてみましょう」10 月5、6日の2日間、今年で4 回目となる道央部・当別町にある道民の森で開かれた「エゾシカと森林わくわく体験ツアー」で主催のNPO法人エゾシカネットの水沢裕一理事長(67)は、参加者に優しく問い掛けた。

柔軟に多彩な分野対応

 佐渡を拠点に国際的な活動を行う和太鼓集団「鼓童(こどう)」のメンバーである、中込健太さん(34)、地代(じだい)純さん(27)、三浦康暉(こうき)さん(27)に話を聞いた。

秋鮭ときのこの生姜焼き

【材料】 <2人分 調理時間:20分> 秋鮭・・・・・・・・・2 切れ 椎茸・・・・・・・・・・6 房 しめじ・・・・・・・1 パック エリンギ・・・・・・1 パック 生姜・・・・・・・・・・・80g スプラウト・・・・・・・適量 塩胡椒・・・・・・・・・・適量

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