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『教養としての落語』

 落語は「人間の失敗図鑑」――。人には欠点があって当たり前。自身も落語家である著者は、落語の世界で描かれる「お互い様」の精神と和を重んじる心こそ、「日本人が本来持っている美徳であり、今こそ身につけるべき教養なのではないか」と投げ掛けてくる。

『「馬」が動かした日本史』

 著者は「馬の普及期である五世紀を境界線として、それ以前とそれ以後の日本は、まったく別の国に見えるほど変貌している。日本社会に与えた衝撃において、馬の普及は水田稲作の普及に匹敵するのではないか」と述べる。

『増補版 正伝 出光佐三』

 今年2月末のイラン危機以来、緊張が続くペルシャ湾のホルムズ海峡を初めて通過した日本関連の原油タンカーは出光興産の「出光丸」だった。これは偶然ではなく必然だった。

『星の古記録』

 現代社会で、毎日夜空を見る人はどれくらいいるのだろうか。日本のように夜でも明るい国に住んでいると、空を見上げたところで見える星は限られるのが現実かもしれない。

『サッチャー』

 サッチャーを「鉄の女」と評したのはソ連軍機関紙だが、彼女はそれを逆手に取った。共産主義に勝つ強い女性だと。しかし、実際の政権運営はかなり柔軟で、その要因である政権基盤の弱さは、彼女を尊敬する高市早苗首相に似ている。

『家に帰ったらクマがいた』

 何とも悲しそうな、つぶらな瞳をしたクマの表紙絵が特徴的だ。この表情はすなわち、著者の複雑な心境を表していると言えるだろう。  著者はクマに9回襲われた経験を持つ、日本ツキノワグマ研究所所長。広島を拠点に中国地方や東北でツキノワグマの観察を半世紀以上行ってきた。

『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』

 「最近の若手は自分の頭で考えない」「言われたことしかやらない」。日本企業では、主体的に仕事と向き合わない「指示待ち部下」に対して物足りなさを感じている上司が増えているという。上司はその原因を若手の「能力不足」や「やる気不足」と考えるが、実は組織におけるマネジメントが生み出した結果だと本書は指摘する。

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