ぶっくす

『いじめ脳 脳科学が解き明かす「メカニズム」と「対処法」』

 あなたの周りにパワハラやモラハラを繰り返す人はいないだろうか。  実は加害者には明確な理由や原因はなく、自分の正義に従い、自分こそが被害者であると思い込む脳の歪みから他者を攻撃している可能性がある。本書は人がいじめをやめられないメカニズムと、“いじめ脳”の人への対処法を脳科学の視点から解き明かしている。

『ペンギンハケン!』

 上司のミスを押し付けられ、依願退職に追い込まれた主人公の九重陽依は、夕日に照らされた橋の上でぼんやりと川面を眺めていた。そんな描写から本作は始まる。しかしページをめくると、陽依は突然、ペンギンから話し掛けられる。着ぐるみなどではなく、なぜか人語を話す本物のペンギンだ。  控えめに言って、冒頭からかなり強引な展開である。ただ、まるで読者の感想を代弁するかのように主人公の戸惑いがつづられるので、置き去りにされる感覚はない。

『なぜ、J―POPは世界の心をつかむのか』

 ここ数年、日本のポップ音楽に勢いがある。世界的な知名度や売り上げでは韓国発のK―POPに後塵を拝しているが、世界規模で人気を博しているJ―POPアーティストが増えている。

『国際宗教都市神戸の物語』

 六甲山の麓にある神戸北野異人館街を歩くと、キリスト教をはじめユダヤ教のシナゴーグやイスラム教のモスク、インドのジャイナ教など多くの宗教施設に出合う。寺や神社もあり、著者は港に近い生田神社の名誉宮司。北野天満神社では氏子の外国人らが始めた「北野国際まつり」がある。

『瞬きすら許さない』

 現場経験が豊富な45歳のキャット・フランク警視正は2年ぶりの職場復帰で、人工知能捜査体が警察捜査に有用がどうかを検証する試験的なプロジェクトを任せられた。警察としての直感を信じるキャットに対し、圧倒的な情報処理能力から統計的に分析する人工知能(AI)のロックが衝突しながらも、協力して難事件の解決を目指す推理小説だ。

『世界100ヵ国の旅で出会った人たちが教えてくれた 人生で大切なこと』

 旅行記といえば絶景やグルメを扱ったものが多い中、本書は異国で出会った「名もなき人々の言葉」に静かな光を当てた紀行である。建築士の職を辞して世界100カ国以上を巡った著者が、南アフリカで出会ったドイツ人バックパッカー、サハラのベルベル人ガイド、ルーマニアの安宿で出会った旅芸人、アイルランドのパブで出会ったおじいさんなど、各地の市井の人々がふとこぼした本音の言葉をすくい上げ、丁寧に記している。

『世界はいつまで食べていけるのか』

 衣食住のうち、直ちに人命にかかわるのが食の問題だ。一方、世界の経済活動のうち食料生産が占める割合は低下を続け、1970年代の約10%から2020年にはわずか4%になっているという。

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