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『羽柴秀長と藤堂高虎』

 豊臣秀吉の名参謀として弟秀長はよく知られるようになったが、築城の名手・藤堂高虎が秀長の名家老だったことはあまり知られていない。大河ドラマ時代考証者の著者が、秀長が羽柴姓を名乗った時代の高虎に焦点を当てた。

『ネコの手を借ります。』

 親の期待に応え、志望する国立大学に入学した主人公の今津宗也。順調な人生を歩んでいるかに見えたが、大学で人間関係に馴染めず、孤立していく。バイト先でパワハラを受けたことも重なり、大学を2カ月で中退。実家の自室に10年もの間引きこもっていた。そんな青年と猫との出会いが転機となって起こった、小さな奇跡を描く小説だ。

『日本経済AI成長戦略』

生成AI(人工知能)が仕事や生活に浸透してくる「AI時代」が目前に迫っている。  「AIの普及で人間の仕事が無くなる」という話はよく聞くが、あまりピンとこないところもあるだろう。本書では、「AIとどう向き合うべきか」という個人の視点から、教育システムの改革という大きな観点まで、AIによる変革「AIトランスフォーメーション」による影響が語られる。

『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』

 ゴッホ、モネ、ピカソなど、西洋美術の巨匠たちの名は幾つも挙がっても、日本美術というと北斎、写楽くらいで止まってしまう人が少なくないかもしれない。  無意識のうちに西洋美術的な価値観が根付いているわれわれ日本人だが、一方で、日本美術を表現しようとする「わびさび」や「風流」の世界を説明されなくても感じ取れる「アドバンテージを持っている」と著者は力説する。

『豊臣秀長』

 大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、初回から小一郎(秀長)が名調停役ぶりを見せた。天下取りにまい進する秀吉のそばで、秀長はその才能を発揮する。

『イン・ザ・メガチャーチ』

 アイドルや俳優、アニメのキャラクターなどに時間やお金を費やす「推し活」を生きがいとする人が増えている。ファンの集団は「ファンダム」と呼ばれ、それを大きくすることを仕事にする人々もいるという。日本社会に大きな経済効果をもたらしている推し活だが、人によっては一種の依存状態になっていることもある。

『日本史を地学から読みなおす』

 日本史は自然災害に見舞われた歴史である。世界中を見渡しても、日本列島ほど地震や噴火、津波、台風などの被害を受けてきた地域は無い。本書は火山学・地球科学の専門家としての著者が、自然災害の視点から日本の歴史を捉え直した意欲作だ。

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