≪8≫民衆に浸透した江戸時代の仏教

私が住んでいる香川県さぬき市には四国八十八カ所の最後の三カ寺、志度寺、長尾寺、大窪寺があり、歩き遍路をよく見掛ける。四国遍路が増えたのは江戸時代初期、20回以上巡拝した高野聖の真念が初めてのガイドブック『四國邊路道指南』を著したのが大きく、彼は「遍路の父」と呼ばれ、高松市牟礼町の寺の墓に眠っている。
→記事全文を読む
私が住んでいる香川県さぬき市には四国八十八カ所の最後の三カ寺、志度寺、長尾寺、大窪寺があり、歩き遍路をよく見掛ける。四国遍路が増えたのは江戸時代初期、20回以上巡拝した高野聖の真念が初めてのガイドブック『四國邊路道指南』を著したのが大きく、彼は「遍路の父」と呼ばれ、高松市牟礼町の寺の墓に眠っている。