健康ファミリー

食道がんの内視鏡治療、早期発見・治療が重要

食道がんは食道の粘膜から発生する扁平上皮がんと、バレット食道から発生する腺がんがあります。50歳代から増加し男性に多い傾向にあり、日本人は扁平上皮がんが多くを占めています。扁平上皮がんは多量の飲酒や喫煙習慣がリスクとなります。初期の食道がんは症状がほとんどありません。また食道は喉や胃、肺などに近く、リンパ管もあり、周囲へ広がりや転移を起こしやすいので、なるべく早期に発見し、早期治療に持っていくことが重要です。 (看護師・岡本澄美子)

1日2合を超えると害に

お酒は適量であれば血行を良くし、精神的ストレスの発散やリラックス効果があるなど良い効果もありますが、飲み過ぎるといろいろな病気が出てきます。年末年始お酒を飲む機会も多かったと思いますが、これからの1年を健康に過ごすために、お酒と健康被害について改めて知り、健康的な飲み方について考えてみましょう。

引き算のない人生

知的障害者の生活支援  「健太くん(22歳、仮名)、支払いがたまっているから今度、お金が入ったら、どう使うか、振り分けてみよう。家賃に電気代、それにおばあちゃんの入院費の支払いもできてないよね」  「それだったら足らない分は、僕がもっと働いて収入を増やせばいいのかなあ。あと、どれだけ働けばいいのか、教えて」

誤嚥性肺炎に注意

加齢で起きやすい嚥下障害  嚥下(えんげ)とは、食べ物を認識して口に入れ、噛んで飲み込むまでの一連の動作の ことで、これらが何らかの原因で、スムーズにできなくなった状態を「嚥下障害」と言います。「嚥下障害」が起きると、楽しみだった食事が苦痛になったり、低栄養や脱水を起こしたり、誤嚥性肺炎を起こしたりする危険があります。脳梗塞などの疾患で起こることが多いですが、加齢による嚥下機能の低下でも起こり、高齢化社会を迎えその対応が大きな問題になっています。 (看護師・岡本澄美子)

注目されるPRP療法

年取ると増える変形性膝関節症  年を取ると、膝の痛みを訴える人が多いと思います。膝の痛みの中で最も多いのは変形性膝関節症です。聞き慣れないかもしれませんが、50歳を超えると2人に1人は症状があり、国民病ともいわれています。女性に多く高齢になるほど罹患率が高く、肥満やO脚がリスクとなります。 (看護師・岡本澄美子)

全く異なる原因と性格

子宮頸がんと子宮体がん  子宮がんは子宮にできる悪性腫瘍ですが、がんができる場所によって二つのタイプがあります。子宮の入り口の粘膜にできる子宮頸がんと、子宮上部の袋状の部分にできる子宮体がんです。子宮がんのうち子宮頸がんが7割を占めています。子宮頸がんは40歳~50歳代が発症のピークでした が、近年は20~30代の若い年代に増えてきています。子宮頸がんと子宮体がんの二つは原因もその性格も全く異なります。

原因は腸管粘膜の血流不全

女性に多い虚血性大腸炎  虚血性大腸炎とは、大腸の粘膜への血液の流れが悪くなったことで大腸粘膜に出血や浮腫、潰瘍などの炎症を起こす病気で。左側すの下行結腸やS状結腸が好発部位で、50歳以上の高齢女性に多く発生します。一過性のことが多く、比較的良好な経過をたどりますが、便秘症の若い方にもしばしば見られるようになりました。 (看護師・岡本澄美子)

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