特集

台湾地震から2か月 復興後も観光客戻らず

台湾東部・花蓮沖を震源とし、18人が死亡した大規模地震の発生から2カ月余り。被害が集中した花蓮県を訪れてみると、市街地は休日を楽しむ人々でにぎわい、被災地であることを感じさせない様子だった。しかし、観光客の姿は少なく、観光業に依存する地元経済の復興が課題となっている。

増加する若年層のギャンブル依存症 専門家が警鐘「どんな人でもなる病気」

野球の米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が違法賭博による借金を返済するため、同選手の銀行口座から1600万㌦(約24億5000万円)以上を不正送金していた問題で、ギャンブル依存症に注目が集まっている。当事者たちの声と全国的にギャンブル依存者が多いとされる沖縄県で啓蒙活動に取り組む牧師に話を聞いた。

日中韓首脳会談、交差する各国の思惑とは

台湾総統就任式から1週間たった5月27日。韓国・ソウルで日中韓の首脳による4年半ぶりの会談が開催された。結果的に互いの痛いところには触れない共同宣言が発表された。

台湾新総統就任の裏で連携強める中露と北朝鮮

台湾の頼清徳総統が5月20日就任した。中国は強い態度を示す声明を発表し、日本でも中国の呉江浩駐日大使が、台湾情勢を巡り中国分裂の企てに関与すれば「日本の民衆は火の中に連れ込まれるだろう」と発言し、林芳正官房長官が強く抗議した。

無投票当選増加、人口減少や女性議員に対する葛藤も

全国町村議会議長会(会長・渡部孝樹北海道厚真町議会議長)の有識者検討会が、2023年5月から27年4月までに34・1%の町村議会の議員が無投票によって決まるという報告書を提出。

「世界も首傾げる日本憲法」憲法改正について専門家へ聞く

岸田政権の下で憲法改正論議が停滞している。第2次世界大戦の結果、占領軍がもたらした〝平和〟憲法の前提が、衰退する米国、「力による現状変更」に向かうロシア、中国の動きなどにより崩れつつある中、日本の憲法はいかにあるべきか各分野の論客に聞いた。

「魚より安い命」漁船で強制労働「海の奴隷」の実態

〝ブラックな漁業〟といわれる「IUU(違法・無報告・無規制)漁業」は、人権侵害を引き起こすとして、国際的に問題視されている。5000人以上の労働者を救出したタイの人権活動家パティマ・タンプチャヤクルさんが来日し、その実態を訴えた。(竹澤安李紗)

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