天下統一を支えた男

〝中村愛〟あふれる大河ドラマ館

 「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」が1月24日、名古屋市中村区にある中村公園・豊臣ミュージアム内にオープンした。記者が訪れたのは2月11日。9時半開館の20分前に着くと既に行列ができていて、入館が始まっていた。

小一郎の助言受け入れた信長

 大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第4話は「桶狭間!」で、織田信長が少数の兵で奇襲を仕掛け、今川義元の首を取った場面が描かれた。成功の秘訣は、義元の居場所を特定したこと、折からの豪雨で織田軍の接近が悟られなかったこと。

雑用からやがて足軽、武将へ 一兵卒から成り上がった兄弟

豊臣秀長の居城郡山城を訪ねた夜は奈良県橿原市の八木町に泊まり、翌朝、近鉄特急で名古屋に向かった。近鉄名古屋線は大和と伊勢を結ぶ古代の街道に沿って走り、車外の風景からそれを偲ぶことができるので、好きな路線の一つ。途中、三重県津市にある津城は秀長の重臣・藤堂高虎の居城である。

110万石の領主になった秀長と豊臣家を変えた「不幸」

 今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀吉を側で支え、後世「もしも彼が長生きしていれば、豊臣の天下は安泰だった」と言われた弟・豊臣秀長が主人公で、兄弟の立身出世から天下統一までが描かれる。晩年に従二位、大納言の官位を得て「大和大納言」と称された秀長が、紀伊国・和泉国・大和国110万石の領主となったのが奈良県大和郡山市の郡山城。ここで秀長は天正19(1591)年、52歳の若さで病死した。以後、秀吉の暴走をだれも止められなくなる。

最新記事