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地域と学校と家庭で連携する

 北海道の旭川で家庭教育の重要性や子育て支援を進める団体「旭川家庭教育を支援する会」は、令和2年7 月に設立された。その事務局次長を務めるのが万代英樹氏(57)。「全国的に児童虐待や学校でのいじめ・不登校は多いが、旭川市も以前から多かったように思います。その背景には家庭の教育力低下があるのは確実で、それならばと市議会議員を含め有志が集って会を立ち上げたのです」と語る。

ホットラインに救われた命

 「男性・対人恐怖症に陥り、いろんなことから現実逃避し、心身共に病んでしまい、生きる気力を失っていました。昨年は、携帯電話の電源を切って現実逃避し、水も食料も口にしない生活を送り、目の前にあった枯葉剤や睡眠薬を服用する寸前でした」  沖縄県うるま市在住の島袋美晴さん(47、写真左)に希望の光が差した。ボランティアで人生相談を行っている「沖縄命ぬちの電話」(那覇市)によるホットラインだ。

普遍的な精神“忍道”を後世に

日本人なら誰でも知っている「忍者」。海外からの人気も高く、観光の側面でも期待が高まっている。  忍者ゆかりの地の自治体・観光協会や民間企業が一体となって、忍者の文化を広める「日本忍者協議会」という団体がある。その顧問を務めるのが、甲賀伴党21 代目宗師家の川上仁一さんだ。伊賀流忍者博物館(三重県伊賀市)の名誉館長でもあり、忍術を学ぶカリキュラムの監修や動画配信によって実際に忍者の武器・技術の解説などを行っている。

「日本の良さ」誇りたい

今の日本人を見ると、〝公を大事にする心〟が薄くなっているような気がします」――こう話すのは日本会議北海道本部常務理事の丸谷竹次郎さん(66)だ。  「今年は皇紀2682 年。これほど長い歴史を持つ日本は素晴らしい国だなと思っていたのです。ところが、息子が中学生に入って、その時の社会科の教科書を見ると、あまりにも自虐的な内容が書かれていて驚いてしまいました」と丸谷さんは驚きを隠さない。

韓国と沖縄の懸け橋に

「韓国に留学した人が沖縄で何ができるのか、お手伝いをしたい」  現在、琉球大学大学院で学ぶ趙恩智さん(30)は目を輝かせながらこう話した。韓国京畿道ソウル南部の烏山(ウサン)市出身。  韓国の韓神大学では日本地域学を学んだ恩智さん。大学4年の時、沖縄の歴史について学んだことがきっかけで「もっと知りたい」という気持ちになり、卒業後、沖縄に渡ることを決意した。

へき地教育に取り組む

 人口減少の加速化で地方の小中学校の小規模校化が進んでいる。北海道は、全国に比べ僻へきち地教育の割合が高い。僻地校とは離島や山間部など交通条件や自然・文化的な諸条件の恵まれない地域の学校をいう。北海道で僻地校の小学校は全体の4 割を超える。こうした僻地校の教育研究を行っているのが北海道教育大学釧路校の川前あゆみ教授だ。

南西諸島の防衛に強い決意

那覇市に拠点を置く陸上自衛隊第15 旅団の旅団長に昨年末、井土川一友陸将補が就任した。  約420人が出席した着任式では、5年前に自衛隊員の募集を担当する沖縄地方協力本部の本部長を務めた当時、入隊した自衛隊員が目の前にいることに感慨深げだった。あいさつは原稿なし。

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