老後の社会奉仕に100万円寄付ー大阪船場の素封家 嘉門 長蔵
昭和8(1933)年、済生会大阪府支部、大阪府病院に思いがけない朗報が飛び込んできた。大阪・船場のメリヤス商で素封家、嘉門長蔵氏からの病院改築資金100万円の寄付である。これは資金的な問題を抱えていた病院にとって、開院以来最大の吉報だった。
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昭和8(1933)年、済生会大阪府支部、大阪府病院に思いがけない朗報が飛び込んできた。大阪・船場のメリヤス商で素封家、嘉門長蔵氏からの病院改築資金100万円の寄付である。これは資金的な問題を抱えていた病院にとって、開院以来最大の吉報だった。