【チェ・ジウ出演】映画「ニューノーマル」

チェ・ジウ 18年ぶり登壇

映画『ニューノーマル』初日舞台あいさつが8月16日、東京都内で行われ、女優のチェ・ジウとチョン・ボムシク監督が登壇した。チェが映画のPRで舞台あいさつに登壇するのは、映画『連理の枝』以来18年ぶり。

チェは開口一番、日本語で「こんにちは、本当にお久しぶりです」とあいさつ。「きょうは雨が降る中、来ていただきとても感謝しています。久しぶりに皆さまにごあいさつできることが嬉しくて、嬉しさのあまり舞台裏では心臓がドキドキしていました。お会いできてとても嬉しいです」と韓国語で続けた。

久々の映画出演のオファーを受けた決め手について、「シナリオが本当に面白かった。ただ怖いだけでなく、ウィットに富み笑いのツボもたくさんあって、演じた事のないキャラクターで心配だったが、監督のこれまでの作品を見て100%監督を信じて挑戦しようと思い出演を決めました」と話した。役作りについては監督に「1931年の映画『M』を参考にしてほしい」と言われ鑑賞。監督の意図を理解できたように感じたと明かした。

本作について、チョン・ボムシク監督は「超自然現象や幽霊の存在の恐怖ではなく、人間の恐怖を描いた作品。社会的背景という点でも、日本と韓国は似ている点があると思うので日本の観客の皆さんの反応が気になっています。チェの演技における『変身』ぶりを日本の皆さんがどう受け入れてくださるのか、期待しています」と、初めての日本での舞台あいさつに緊張した表情で話し、チェ・ジウほか5人の出演者について「それぞれが演じたことのない役、組み合わさったことがない誰が見ても予想を裏切ったと思われるような配役にしたかった」と語る。

主人公ヒョンジョンを演じたチェ・ジウ=8月16日(森啓造撮影)
主人公ヒョンジョンを演じたチェ・ジウ=8月16日(森啓造撮影)

本作には歌手のチョン・ドンウォン、SHINeeのチェ・ミンホ、Block Bのピョ・ジフン、ドラマ『イカゲーム』で第74回エミー賞の優秀ゲスト女優賞を受賞したイ・ユミ、新人女優のハ・ダインが出演している。

あらすじは、女性ばかりを狙う連続殺人事件がソウル市内で多発。そんなある日、一人暮らしのヒョンジョン(チェ・ジウ)の元に火災報知器の点検をしに来たという中年の男性が訪ねてくる。図々しく家の中に入ってくる怪しげな男性に不安を覚えるヒョンジョン。

一方、デートアプリでマッチングした相手と待ち合わせをしているヒョンス(イ・ユミ)。しかし、そこに思いも寄らない人物が現れる。交差する二つの出来事が予想だにしない結末を巻き起こすストーリーだ。全国公開中。(森 啓造)

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