健康ライフ

切らない乳がん治療 針を刺して高周波で焼く

乳がんの治療は早期でも手術による切除術が一般的でしたが、2023年12月から「経皮的乳がんラジオ波焼灼療法」という切らない治療法が保険適応になっています。腫瘍に直接細い針を刺し、針にAMラジオの周波数に近い高周波を流してがんを焼灼(焼いて破壊)するもの。転移のない早期乳がんのみが対象です。ラジオ波焼灼療法は肝臓がんの治療にも広く用いられていて、経皮的乳がんラジオ波焼灼療法はこの技術や装置を乳がんの根治治療に応用したものです。

軽度認知障害(MCI)とは 早期対応で進行遅らせる

認知症とは、いろいろな病気によって脳の働きが悪くなり、記憶や判断能力、思考力などが低下し日常生活に支障を来す状態です。軽度認知障害(MCI)とは、認知症と正常な状態の中間を指します。

夏場は尿管結石に注意

夏場の高温多湿な環境下では、脱水傾向が尿の濃縮を招き結石を形成することがあります。尿管結石は毎年7月から9月に多く発症しますが、今年は6月から気温が高く、残暑も厳しくなることが予想されています。尿管結石の発症にも影響を与えると考えられ、まだまだ注意が必要です。

夏にも多い脳梗塞 適切な水分補給を

脳梗塞は冬に多いイメージですが、実は夏にも多くの人が発症しています。

肺血栓塞栓症とは 発生の予防が最も重要

足のふくらはぎや太ももの筋肉の層にある静脈(下肢深部静脈)に血の塊ができ、この血の塊が何かの拍子にはがれて、心臓から肺に向かう血管に詰まって起こるのが肺血栓塞栓症です。

初期症状ない胆管がん 膵臓がんと並ぶ治療難度

胆道は肝臓と十二指腸を結ぶ管で、この管にできるのが胆管がんです。胆管がんは初期症状がほとんどなく、発見した時にはすでに進行していることが多いがんです。胆管は膵臓と同じく体の奥深いところにあり、他の臓器に隠れていることから、早期発見が難しいがんと言えます。(看護師・岡本澄美子)

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