Well-being よく生きる

認知症対策のお手本 読み書きの不思議な力

 「孝子さん、新聞が届きましたよ」。病室のベッドでまどろんでいた孝子さんは目を開け、ゆっくりとベッド脇の手すりを掴んで起き上がり、新聞を受け取りました。「いつも、ありがとうね」と丁寧にお礼を述べられます。

独居男はつらいよ 膝骨折患者の退院支援

 東京都内の築年数の古い5階建て都営アパート。その一部にはエレベーターが後付けされ、住みやすくなりました。とはいえ、1階入り口などには段差が残り、高齢者が膝を痛めたりすると、生活がきつくなります。完太さん(82歳、仮名)はそんなアパートの一室に住んでおられます。

一つの「夢」が心を変える 元理科教師の「臨死体験」

 この病棟は東向き。冬至の曙光は起床後、放たれた一本の矢のごとく病室に届きます。「ああ、今日も地球がぐるりと一回転したね」と、忠一郎さん(92歳)はお日様に手を合わせます。元高校の理科教師。お話はいつも科学的。病院に入院した後、さまざまな合併症で生死を彷徨い、そこから奇跡的に蘇ってこられた方です。

成年後見制度の「難」―問題山積、利用に至らず

「恵子さん、暮らしにお困りなら、介護サービスを増やしましょう。きっと、今よりいい生活が送れると思います」「う~ん、要りません。自分でできますから」。どうも話が噛み合いません。

「せん妄」からの脱出 チームで粘り強く取り組む

「ここはどこ? なぜここにいるの?」。そんな声が病棟の廊下にまで聞こえてきます。

100歳vs団塊の世代 同じ日に入院、同じ日に手術…

病室に2人の男性患者がおられます。お一人は大正14年生まれ。もうお一人は昭和23年生まれ。昭和を生き抜いた100歳と団塊の世代の77歳で、まさに親と子ほどの年齢差。

超高齢「男世帯」の難問

「えっ、救急車で運ばれたのですか。それで同居の三男さんは何とおっしゃっているのですか。健康保険証がどこにあるか分からない? 飲んでいるお薬も分からない? 何を聞いても分からない、ですか?」

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