ひと

平和念じて制作「富山のピカソ」

 富山県南砺市井波町は2018年に日本文化遺産に指定されました。630年前、京都の浄土真宗の綽如(しゃくにょ)上人が瑞泉寺を建立し、その山門に井波彫刻の源となる木彫が仏師、前川三四郎の指導により作られ、信仰と木彫の町として有名です。全国から若者が親方に弟子入りし、井波木彫刻工芸高等職業訓練校で学び、一人前の職人として活躍しています。訓練校の前身の初代校長が父・横山一夢でした。

発想が映像になる喜び

思い描いたものを文章にし、それが映像になる――。脚本家という仕事の魅力を語るのは、現在放送中のNHK連続テレビ小説『エール』の脚本を手掛ける一人、嶋田うれ葉さん。

歌を通じ夢を伝えて

幼い頃からの夢を叶え、昨年末に晴れてメジャーデビューを果たした歌手のみつき愛さんは、「歌うことで人を喜ばせるのが大好きなんです」と笑みをこぼす。新曲『さよならも言わずに』で、51歳にして新たな一歩を踏み出した。

感謝と夢を歌に込めて

 盲目でありながら、シンガーソングライターとして活躍している人がいる。今年でプロ15年目を迎える板橋かずゆきさんは、作詞作曲も手掛けながら年間100本を超えるライブや講演会を行ってきた。現在はライブが難しい状況だが、ネット配信で曲の発表を続けている。

守るべき伝統と新しきものの融合

 東京国立博物館平成館(東京都台東区)で6月30日から始まった特別展「きもの KIMONO」(主催:東京国立博物館ほか)。同展は、信長・秀吉・家康・篤姫など歴史上の著名人が着用した着物のほか、尾形光琳直筆の小袖、着物が描かれた国宝の絵画作品など約300件が一堂に会し、鎌倉時代から現代まで、きものをテーマにした展示としてはかつてない規模の展覧会となっている。開催期間は、6月30日から8月23日まで。

若者が輝ける社会目指して

 そう語る古屋星斗さんは、中学や高校を卒業して大学を経ず職に就いた若者を「早活人材」と呼び、彼らの未来の選択肢を広げる活動に勤(いそし)む。早活人材とは、「早く就活をして社会に出た」という事実に焦点を当てた造語。「非・大卒」などに代わる呼び方として公募で選んだこの言葉を、心底気に入っているのだという。現状では、能力があっても出世のスピードや給与、研修の有無などで差が生じがちなこうした人材にとって、行動の幅を広げ、可能性を引き出せる社会をつくることが、活動の狙いだ。

幼い時の感動を未来へ

ロボットを使ったイベントを運営する「ロボットゆうえんち」(神奈川県厚木市)。二足歩行のロボット体験操縦やロボットたちによるダンスステージなどを各地で展開している。また、ロボット同士のバトルなど各種ロボットコンテスト(ロボコン)も開催。さらに子供向けのロボコン講習会やプログラミング教室も実施している。代表の岡本さんは「ロボットは今この時代を生きた私の証です」と熱く語る。

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