ひと

魚取れんでも川が楽しい

長良川の鵜飼(うかい)は、岐阜県の夏の夜を彩る幻想的な風物詩だ。船頭が焚いたた松明(たいまつ)の火に集まったアユを、鵜が潜って捕まえる。1300年以上もの歴史を持つ鵜飼は、織田信長の時代に保護され、明治時代に入ると岩倉具視によって宮内庁傘下に組み入れられた。鵜が二十数羽、自由に行き交う庭には、常に寄り添うように鵜匠(うしょう)・山下純司さんがいる。

緑が花開いら魅了の歌声

 大城バネサは、れっきとした本名。祖父母が沖縄出身で、その代に移民としてアルゼンチンに渡った。公用語はスペイン語で、自身は全く日本語は話せなかったが「意味は分からなかったけど、幼い頃からいつも日本の歌を歌っていました」。

親を失った10代の胸中描く

交通事故、ガス爆発事故、自殺、通り魔殺人とそれぞれの理由で親を失った13歳の4人の少年少女、ヒカリ、イシ、タケムラ、イクコは火葬場で偶然、出会った。「悲しいけど、涙は出ない」そんな子供たちの複雑な心情や大人への感情、心のひだを描いた映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」が、現在公開中。

二つの「じりつ」父の遺訓

空手家としてその道を極め戦後、極真カラテを世界に広めた大山倍達氏が亡くなって25年が経った。その次女である大山恵喜さんは現在、アーティストだ。恵喜さんは「父は極真カラテを作り上げたが、私は組織とは無関係だし、父の遺産相続も放棄した」と極真カラテとは一線を引く。

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