文化

《10》肺病のふじ子と結婚誓う信夫

モデルは三浦の夫・光世 前章では、職場で他人の給料を盗んだ同僚・三堀のために、主人公・信夫は上司である和倉の元に一緒に謝罪に行った場面で終わりました。困難にぶつかり求道していた信夫はキリスト教の伝道者・伊木に出会い感銘を受け、教えを学ぶため、三堀と向き合う時も聖句の実践を心掛けていました。

【るろうに剣心】歴史劇作品

映画会社の社長の声で実写化へ 今回は、時代劇という視点から漫画「るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚―」(作・和月伸宏、集英社)を紹介したいと思います。舞台は、幕末から明治維新を経た明治10年の東京。「西南戦争」が終了したあたりから始まります。維新三傑最後のひとり、大久保利通暗殺事件といった歴史的事実を盛り込みながら、話は展開していきます。

近代真宗を広めた「念仏総長」ー大衆説教師 暁烏 敏

暁烏敏が生まれた石川県白山市のホームページには、敏の歌「十億の人に十億の母あらむも わが母にまさる母ありなむや」が掲げられ、「近代的な哲学思想を広め、日本の思想界に大きな足跡をのこした人物です」と紹介している。

東京ゲームショウ 4年ぶりのフル開催

JR京葉線海浜幕張駅から途絶えぬ人の列。家族連れや学生、海外からの観光客、その行き先は、4年ぶりに人数制限なしの開催となった東京ゲームショウ(TGS、主催:コンピュータエンターテインメント協会)の会場となった幕張メッセへと吸い込まれていく。

大沢たかお主演「沈黙の艦隊」

日本の近海で、海上自衛隊の海江田四郎(大沢たかお)を艦長とする潜水艦「やまなみ」が米原潜に衝突して沈没、海江田艦長を含む全76人が死亡したと思われた。近くを航行し音を拾っていた海自・潜水艦「たつなみ」の艦長深町洋(玉木宏)は、あの海江田が沈没させるはずはないと思っていた。

スカウトされた金太郎

昔話でおなじみ、クマに乗った足柄山の金太郎。実は大人になると、武士として活躍します。今回は児童文学者・楠山正雄の「金太郎」を下地にした物語を紹介します。 平安時代の頃、木こりに扮した碓井貞光という武士が、とある目的で足柄山の山中を歩いていました。すると、どこからか「ズシン!」と大きな音が聞こえてきました。音のした方に急ぐと、大きな木が倒れて谷川の上を橋のように架かっています。

名君を産んだ教育者ー儒学者 細井 平洲

江戸時代の名君、9代米沢藩主・上杉鷹山はよく知られているが、その師・細井平洲を知る人はそう多くはないだろう。 鷹山は藩主としてのあるべき姿、なすべき事、すべてを平洲から学んだ。

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