地域づくりの現場から

外国人問題と働き手確保 問われる日本人の“覚悟”

昨今、いわゆる「外国人問題」が日本社会の大きな課題となっている。報道されるのは犯罪、迷惑行為、文化習慣の違いからくる地域との軋轢・衝突、オーバーツーリズム等々、否定的なものばかりだ。外国人問題とひと括りにされるが、そうした負の側面だけでなく、少子高齢化で働き手の確保が難しくなっていく日本社会で、外国人労働者は解決法の一つでもある。そして彼らを受け入れ、どう共生していくかは避けて通れない喫緊の課題となっている。

廃れる郷土芸能 存続に課題

気温40度を記録し、暑さがひときわ厳しかった今年の夏だが、それでも各地で夏祭りは行われた。ところが担い手の高齢化と人口減少、これに猛暑が加わって、従来通りの規模と内容で実施できるところが少なくなってきている。

町と町民が輝くハレの日  地域をつなげる祭りの文化

お盆の時期に前後して、全国各地では盆踊りなどのお祭りが開かれる。いきなり問題だが、「日本三大盆踊り」は何かご存じだろうか。徳島県の「阿波踊り」、岐阜県郡上市の「郡上おどり」…。ここまでは出てきそうだが、他の多くの「日本三大○○」と同じように三つ目がなかなか出てこない。

コロナ対策が交流の妨げに 顔見知りになる機会失う

一切のイベントや交流行事が中止された新型コロナの時期、祭りをはじめ各種の企画が長いところで3年間、不開催を余儀なくされた。これをきっかけに消えていった行事も少なくない。地域づくりの基本は「顔見知りになる」ことである。その機会が祭りや各種イベントだったりするのだが、この期間の空白によって、地域社会の繋がりづくりにも影響が出た。

ライトラインが結ぶ地域社会 人口流出に歯止め、移住者増も

今でも全国各地に残る路面電車。俗に「チンチン電車」と呼ばれ、道路上に敷設されたレール(一部は専用軌道)を走り、駅舎はなく道路に設けられた停留所で乗り降りする路面鉄道だ。

最新記事