ひと

創設者の志を胸に診療を

 「父が病気で突然歩けなくなり、動けなくなった。小学生の時でした。当時は公害が問題になっていた。人間が滅んでいくのであれば、それを見届けようという思いで医師を志しました」  そう語るのは、豊島区大塚にある総合病院一心病院の渡辺泰博・理事長だ。その渡辺理事長に大きな影響を与えた父親が亡くなったのは大学2年生の時。

巡り合いから道が拓く

「歌を何年も歌い込むと、歌い方が時間と共に進化し続け、どんどん自分のものになるんです」  こう話すのは、歌手の美月はるかさん。今年でデビュー17年目を迎え、これまで『愛じゃなくても…』(作詞作曲・花岡優平)などのヒット曲を出す傍らラジオで司会を担当したり、写真集のアマゾンでの売り上げが、なんと国内ではなく、米国や英国で1位を達成するなど、マルチな活躍を展開している。

茶畑が育んだハーモニー

 nutmeg (ナツメグ)は、カツオや茶の産地として有名な鹿児島県枕崎市出身の歩さんと舞さんによる幼なじみデュオだ。2人は1歳からの仲。小学生の時、学校の帰りに舞さんが音楽の授業で習った歌を歌い始めると、歩さんがハモる。そうして毎日2人で歌いながら、茶畑の広がる道を1時間ほど歩いて帰っていた。

豊かな心が世界を変える

 都営地下鉄大江戸線の月島駅(東京都中央区)から徒歩1分の古民家カフェ「元氣カフェ&ギャラリー」ではその日、久留米絣(かすり)などの販売会が行われていた。久留米絣とは、福岡県筑後地方を中心に生産されている伝統工芸の織物だ。「オーダー会や子供服のレンタルもやっています」そう話すのは販売会の主催者で、NPO法人「伝統工芸つくも神がみ」代表理事の橋村舞さん。

親しまれ続ける“太陽の国”

 果てしなく広がる草原と紺碧の空、羊や馬を飼いならす遊牧民――。自然豊かで世界有数の親日国でもある現在のモンゴル国に4回赴任し、まさに〝モンゴル専門家〞である清水武則元大使を、現地在住の日本人の中で知らない人はいない。そんな清水元大使が神田雑学大学主催の講演会で登壇し、モンゴルと日本の関わりについて語った。

伝統を受け継ぐのは人の心

「よし、始めよう」  その声と共に奏者たちが和太鼓を響かせる。一通り打ち終わると、時折厳しい指導の声が飛んだ。声の主は古今流宗家雅太鼓の宗匠である柴崎眞光さん。太鼓保存会の宗師範でもあり、定期的に太鼓教室を開いている。練習場所は練馬区役所の最上階だが「音がものすごく響くので、抑えてやらなきゃなんない」とこぼす。教室の確保は簡単ではないようだ。

世界平和のために歌う忍者

忍者――多くの時代劇や漫画に登場し、海外でもひときわ高い人気を誇る存在だ。闇夜に紛れる忍び装束姿、そして隠し持つさまざまな忍び道具は、子供たちのみならず大人たちまでも魅了する。  そんな大人気の「忍者」を通じて、和文化を世界に発信しようとしているパフォーマーがいる。忍者パフォーマンス集団「KUNO1(クノワン)」のMiKさんだ。

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